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ペットの健康 子宮蓄膿症
2008年9月 5日 株式会社ビーエルエフ
メスの代表的な病気である「子宮蓄膿症」。
避妊手術をしていない、出産経験がないもしくは少ない、高齢のメスに多く起こる、とされています。
実は、高齢のメスの死因で上位に挙げられる病気なのです。
子宮蓄膿症とは
子宮が細菌感染によって炎症を起こし、子宮内に膿がたまる病気です。
子宮蓄膿症は治療が遅れると死亡率が高くなり、感染菌による細菌毒素が血中に入り、腎不全や多臓器不全などを引き起こす場合があります。
原因
原因は、大腸菌やブドウ球菌などによる細菌感染です。
子宮には細菌感染しても免疫機能があり、炎症を抑える仕組みになっていますが、ホルモンバランスが崩れている時や免疫機能が低下している時には細菌感染を起こしやすくなります。高齢になると免疫機能が低下してくる上に、出産経験がないとホルモンバランスが悪くなったりするので、感染のリスクも高くなるのです。
また、発情期には精子を受け入れやすくするために免疫機能が低下し、子宮では受精卵を守るために子宮の入口が閉じられます。そのため、この時期に細菌が膣から子宮に侵入すれば、細菌が発育増殖しやすくなってしまうのです。
症状
一般的な症状は、嘔吐、食欲不振、多飲多尿、発熱などがあります。子宮にたまった膿が多ければお腹が膨らみます。
子宮蓄膿症には、陰部から大量に膿がでてくる「開放型」と膿が出てこない「閉鎖型」の2種類があります。「閉鎖型」の場合は、知らないうちに子宮内にたまるので、子宮破裂による腹膜炎を起こすなど、気づいた時には手遅れになってしまう場合があります。
治療法
治療には、薬による内科的治療と外科的治療があります。
抗生物質やホルモン剤での治療は再発の可能性があるため、子宮と卵巣の摘出手術をおこない完治させるのが一般的です。
症状が急に悪化すると手遅れになってしまうことが多いため、早く症状を発見し、外科的治療を行うことが大切です。
特に、閉鎖型の場合は、子宮内に膿がたまっていく一方なのでとても危険です。
予防法
子宮蓄膿症は、避妊手術をおこなうことで予防できます。
また、子宮ガンや子宮内膜症などの感染症や腫瘍などの発症も予防することができます。
避妊手術を受けていない場合は、普段から陰部の清潔を心がけましょう。さらに、免疫機能が低下する発情期から数ヶ月は特に気をつけてください。