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トランス脂肪酸
2007年7月 6日 株式会社ビーエルエフ
ニューヨークの外食産業でトランス脂肪酸を禁止
トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の中でも、形がトランス型といわれるものです。天然の不飽和脂肪酸はほとんどが、シス型ですが、植物油の精製やマーガリンの製造など人工的な不飽和脂肪酸でトランス型となります。ただし、牛やヤギなどの乳にも微量ですがトランス脂肪酸が含まれます。
トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めるといわれ、以前より摂取量の多い欧米では使用が規制されていました。
WHOによると、全エネルギー摂取に占めるトランス脂肪酸の
摂取割合は1%以下にすることが望ましいとしています。
1%以下なら、健康への影響はないということです。
欧米は地域によって差がありますが、アメリカは2%以上だそうですから、健康への影響が懸念されるのは当然で、規制もやむなしでしょう。
平均的日本の食生活では心配無用
日本の場合は平均で0.7%なので、平均的な日本の食生活では問題ありません。
摂取のグラム数で計算すると、1日にトランス脂肪酸1.56gの摂取で、全エネルギーに占める割合が0.7%になります。同様の計算で、1%になるトランス脂肪酸の摂取量は2.23gとなり、1日のトランス脂肪酸の摂取が、これ以下なら問題がありません。
では、トランス脂肪酸2.23gは、マーガリンの量ではどのくらいでしょうか。計算してみます。
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸の量は、メーカーや商品によってばらつきがあります。13.9%というのが、調べたところでは一番多いようです。 仮に14%として、2.23gのトランス脂肪酸を含むマーガリンの量は、15.9gです。
ミニマーガリン1個が15gのようですので、約1個分。 毎日、ミニマーガリン1個以下なら、問題なしということです。トーストに塗るにもかなり使い出がありますね。
もっともマーガリンだけでなく、トランス脂肪酸は植物油にも含まれていますし、これらを使ってつくるクッキーや、スナック菓子(油で揚げたもの)にも含まれます。こういった食品をよく食べる人は、マーガリンも控えないとオーバーするでしょう。
なお、他の油との”食べ合わせ”もあって、動物の脂に対して、魚の油を多めに摂る
とトランス脂肪酸の害が軽減されるそうです。日本人は肉も魚も食べる
ので、トランス脂肪酸の許容範囲は欧米より広めになるそうです。
日によって越える日があっても、越えない日もあるわけで、1週間単位でみればいいと思います。1週間にミニマーガリンで7個以下。
トランス脂肪酸だけ控えればそれでいいわけではない
さて・・・・、トランス脂肪酸を摂りすぎるような食生活の人は、トランス脂肪酸だけの問題じゃなくて、全体的にカロリーオーバー、栄養のバランス自体が悪くなるのではないかと思われます。
「トランス脂肪酸なし」の食品が健康にいいというわけではありません。
食生活全体のバランスを考えてることが大事なのです。バランスを考えていれば、トランス脂肪酸の摂取に神経質になることはありません。