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健康トピックス「目」

2007年5月15日 株式会社ビーエルエフ

目は全身の健康状態を映す鏡

「目は口ほどにモノをいい」と言われますが、心の中だけでなく、全身の健康状態を反映することがあるのが目です。

主な目の病気と原因 

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 特に加齢と関係の深い症状についてみてみましょう。

<白内障>

 水晶体が白く濁ります。水晶体はカメラでいうとレンズに相当し、見る対象にピントを合わせています。遠くのものを見るときは薄くなり、近くのものを見るときは厚くなります。

 水晶体は、タンパク質の代謝異常で白濁しますが、その原因は、加齢、糖尿病、放射線・紫外線、ステロイド剤の長期使用、外傷、細菌の感染などがあります。活性酸素などの影響という説が有力です。

 加齢によるものは、40歳ごろから出始め、60歳代でも70%以上、80歳代だとほぼ100%の人が白内障だそうです。

 白く濁り始めると、太陽や照明器具の光線が水晶体のなかで反射しあい、異常にまぶしく感じられるようになります。また、刷りガラスを通して見るように物が見えにくくなります。

 一度濁った水晶体は元に戻りませんので、治療は、薬品などで進行をできるだけ遅くするか、手術で水晶体を切除することになります。 照明器具がまぶしく感じられたり、物が白くかすんで見えたら水晶体の濁り始め、老化が始まっています。

<緑内障>

 白内障と、名前は色の違いだけですが、病気の中身は異なります。

 水晶体の前には、房水という水で満たされている部分があるのですが、この部分の水の流れが悪くなり眼圧に異常をきたす病気です。

 目に余分な圧力が加わりますので、その影響で視神経が侵されていきます。視界全体が見えなくなるのではなくて、視界に穴があいたように見えない部分ができます。

 穴が小さいうちは日常生活では気付きにくく、眼科検診や専用の検査表で気付くことが多いようです。

 70歳以上で13%の人に発症します。一度欠けた視野は元に戻らず、治療はレーザーなどで進行を遅らせることになります。

<飛蚊症>と<糖尿病性網膜症>

 ともに網膜の損傷と関係している症状です。

 何らかの原因 (加齢によって硝子体に水がたまったり、打撲など) で網膜が剥がれ落ちて、剥がれた網膜の影が見える場合を飛蚊症とよびます。目の動きにあわせて影が動くのですが、それが目の前に蚊が飛んでいるように見えるので、飛蚊症と名づけられました。影の形によってはクラゲが泳いでいるように見えることがあります。新聞や本などを読むときに気付くことが多いようです。 

 網膜の損傷の原因が糖尿病にある場合を糖尿病性網膜症といいます。

 糖尿病になると動脈硬化を起こしやすくなります。動脈硬化によって、網膜の毛細血管が破れ、網膜や眼球(硝子体)内で出血します。また、網膜が剥がれたり損傷します。

 網膜は、映像を反映させるフィルムのような役割ですので、これが剥がれてしまっているとものを見ることができません。

 糖尿病性網膜症は、糖尿病発病後7年で50%、20年で90%以上の人が発症し、年間3000人もの人が視力を失っています。健康診断での眼底検査で発見されることが多いようですが、糖尿病よりも前に発見されることもあるようです。

 眼底は、毛細血管が外側から観察できる唯一の場所です。眼底検査の目的は、「目の検査」よりも「(全身の)血管の検査」だと考えた方がいいでしょう。もし、異常があれば、眼科を受診することはもちろん、生活習慣を見直してください。 

 治療は、レーザーなどで、網膜を固定化することになります。

 目の病気は、多くが「元に戻らない」病気です。しかも失明により生活の質が低下します。

 糖尿病を始めとする生活習慣病のひとつの症状なので、生活習慣を改善し、予防に努めることが大事です。 もし、発症した場合も目の治療だけにとどまらず、生活習慣全体を見直すきっかけにしましょう。

<濃いサングラスは避けよう>

 白内障の原因にもなる紫外線。その紫外線から目を守るサングラスですが、選び方が大事です。

 必ずUV加工が施されているもので、できれば色の薄いものを選んでください。

 というのも、UV加工なしでレンズの色の濃いものをかけていると目は光を多く得ようとして瞳孔を大きく開いてしまい、サングラスをかけていない状態よりさらに多くの紫外線を浴びることになるからです。

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