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健康トピックス「肥満」

2007年4月28日 株式会社ビーエルエフ

肥満 

 「風邪は万病のもと」と昔から言われていますが、最近では「肥満は万病のもと」という言葉も定着しつつあります。というのも、肥満は糖尿病(高血糖)、高血圧、高脂血症など、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となっているからです。 

肥満とは…

 見た目が太っているというだけでは肥満とはいえません。医学的に肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。肥満を判定する基準のひとつが、身長と体重から計算されるBMIです。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)                              体重70kg、身長170cm(1.7m)では                                 BMI=70÷1.7÷1.7=24.2 

 日本肥満学会が決めた判定基準では、BMI値が25以上を肥満としています。22が理想とされています。 

 また、近ごろ話題の「メタボリックシンドローム」では、おへそ周りのサイズを基準にしています。

■男性=85cm以上  ■女性=90cm以上

 を「内臓脂肪型肥満」と定義しています。ウエストの細い部分ではなく、へそ周りの一番太い部分で測ります。 

肥満の原因

肥満の原因となる生活習慣は様々あります。運動不足、高カロリーのものの食べすぎ、朝食を抜いたり、夜遅い時間に食事をしたり、早食い、まとめ食いなど。「摂取エネルギー(食事)が消費エネルギー(基礎代謝と活動による代謝)を上回っている」ことが直接の原因です。だから、食生活を変える、食べ方を変える、生活スタイルを変えるということで肥満を解消することができます。

 肥満は何故恐い?

 肥満は糖尿病(高血糖)、高血圧、高脂血症など、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こします。動脈硬化により引き起こされる脳梗塞、心筋梗塞は日本人の死因の約30%を締める恐ろしい病気です。肥満は、他にもさまざまな悪影響を及ぼします。肥満の人はあちこちに余分な脂肪がついています。例えば、喉にも脂肪がついているため、起きているときはなんでもなくても、眠ってしまうと空気の通りが悪くなります。そのため、「睡眠時無呼吸症候群」のを引き起こします。この病気は、睡眠時に断続的に無呼吸を繰り返すことにより、夜きちんと睡眠時間をとっていても脳が休むことができずに、日中に眠気が襲ってきます。眠気が襲うことで仕事に支障をきたしたり、交通事故などを引き起こす原因ともなっています。また、肥満になったからといって骨の太さは変化しないので骨や関節に負担をかけ、それが腰痛や関節痛の原因となったりします。 

肥満を解消、肥満を予防するには

①必要以上のカロリーを摂取しない。

標準体重と活動量から必要なエネルギーを計算して自分自身の適正なエネルギーを把握しましょう。

1日に必要なエネルギー、適正エネルギー(kcal)                             =標準体重(kg)×標準体重1kg当たりに必要なエネルギー

<標準体重の求め方の例> 

BMIの逆計算。BMI=22となるような体重を身長から求めます。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22  

<活動量の基準>   

活動量からみた標準体重1kg当たりの1日に必要なエネルギー 

 軽労働(デスクワークの多い事務員、技術者、管理職など)  25~30kcal 

 中労働(外歩きの多い営業マン、店員、工員など)        30~35kcal

 重労働(農業・漁業従事者、建設作業員など)          35~  kcal

                      (日本糖尿病学会編 糖尿病治療ガイド2002-2003)より

 例えば、身長1.5mの軽労働者では、

 標準体重 =1.5×1.5×22=49.5kg   

1日に必要なエネルギーは 

49.5kg×25~30 = 1237.5kcal~1485kcal

となります。

 *女性、高齢者は低め。男性や若い人は高めです。個人差がありますので、目安にしてください。

②自分の生活習慣を見直す

 行動記録をつけることにより、1日にどのくらい動いたか、どのくらいの食事をしたかなどが見えてきます。食べ過ぎていたり、夜遅く食事をしたり、運動不足だなということが分かり、生活習慣を見直すきっかけになるのではないでしょうか。自分を知ることが肥満解消の近道です。

③運動

 実は、いったん体についてしまった脂肪を運動で落とすのはとっても大変なのです。例えば体脂肪1kgを減らすにはウォーキングを35時間も続けなければならないのです。 これを聞いて、運動する意味がないのでは?と思われるかもしれませんが実はそうではありません。運動をすることにより1.基礎代謝量がアップする2.体脂肪を燃えやすくする3.ストレスを解消する というメリットがあります。脂肪を燃焼させる運動は、激しい運動よりもウォーキングなどの酸素を多く取り入れ、持久力の高いものがお勧めです。

<体重別1時間の運動で運動で消費するカロリー数>

  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
散歩 111 139 167 194 222 250
電車・バス 90 112 135 157 179 202
炊事 115 144 173 202 230 259
洗濯・掃除 113~119 141~149 169~179 197~209 226~239 254~269
入浴 145 181 218 254 290 327
階段上り 323 404 485 566 647 728
階段下り 157 197 236 276 315 355

(千葉大学医学部肥満症研究グループ「ふとる性格やせる生活」より

④代謝力をアップさせる

 代謝とは食事でとった栄養をエネルギーや、体内で必要な成分に変えることです。肥満解消のためには、栄養をドンドンエネルギーに変えていってしまうことです。無駄使い気味の方がいい。運動や半身浴で、血行をよくすると、エネルギーの生産工場である細胞内のミトコンドリアが活性化し、消費エネルギー量が増えます。不規則な食生活、生活習慣は、消費エネルギーを節約しようとしますので、避けましょう。 

 肥満にならないような生活習慣で、万病も予防もしましょう。 

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