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カルシウム摂取、とくに骨そしょう症について
2007年6月12日 株式会社ビーエルエフ
カルシウムは、日本人の食生活でもっとも不足しがちなミネラルです。とくに女性はカルシウム不足により骨そしょう症になることがあります。今回はそのカルシウムについて、Q&A形式でまとめてみました。
カルシウムはなぜ必要なのですか?
カルシウムは骨や歯を作るのに欠かせないミネラルです。また、心機能や筋肉の働きにも重要な役割があります。
カルシウムが不足するとどうなりますか?
子供の場合はくる病、成人は骨そしょう症を引き起こします。極度の不足の場合、筋肉の痙攣を招きます。慢性的な不足の場合は、高血圧、動脈硬化、痴呆、免疫異常、糖尿病、肥満、腫瘍、軟骨の変性と変形性関節症などの生活習慣病を引き起こす可能性が指摘されています。
カルシウムは何から摂取しますか?
体内で作ることのできない元素なので、食事によってしか摂取できません。乳製品や魚介類、大豆製品などに多く含まれています。
どのくらい摂取すればいいのですか?
成人男女の摂取の目安量は、600mg(30代、40代女性)から900mg(20代男性)です。男女とも30歳までの骨の成長期と骨密度が急速に低下しがちになる50歳代以降の量が多くなります。平成16年の国民健康・栄養調査結果の概要によると成人では平均して510mg代しか摂取できていません。あと200mg程度の摂取が望まれます。
カルシウムを摂り過ぎると腎臓結石や動脈硬化を起こすと聞きましたが大丈夫でしょうか?
最近の研究では、逆に慢性のカルシウム不足により血液中のカルシウム濃度を保つために骨から溶け出したカルシウムが、腎臓結石や動脈硬化につながることがわかっています。十分な量を摂取していると骨からカルシウムが溶け出すのを予防し、腎臓結石や動脈硬化が避けられます。上限量は2300mgとされていますが、現在の食生活からして、不足することはあっても過剰は考えられません。
カルシウムを摂るとかえって体内のカルシウムの量が減ると聞きましたが本当でしょうか?
うそです。牛乳を飲むと体内のカルシウム量が減るという説を唱える人がいますが、それすら科学的な裏づけはありません。ましてや、カルシウムを摂って体内のカルシウム量が減ることはありません。
カルシウム摂取は、本当に効果があるのですか?
カルシウムの摂取量の多い欧米では、日本より骨折数が多いと聞きました。ミネラルのリンを多く摂取しすぎるとバランスが崩れてカルシウムの活用がうまくできません。リンは食肉に多く含まれているため、欧米ではリンの摂取が多すぎるためと考えられています。日本では当てはまりません。
一緒にどのような栄養成分を摂取するといいのでしょうか?
カルシウムと対になってミネラルバランスをつくるマグネシウムを一緒に摂るとよいとされています。カルシウム対マグネシウムのバランスは2対1です。また、ビタミンD、CPP(カゼインホスホペプチド)とよばれるタンパク質の一種はカルシウムの吸収を高めます。大豆イソフラボンはカルシウムが骨として利用されやすくします。
骨そしょう症の予防には運動も不可欠なので、継続的な運動もわすれずに。