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鉄欠乏性貧血
2008年9月16日 株式会社ビーエルエフ
頭痛、めまい、動悸、顔色が悪い、疲れやすく体がだるい、などの症状はありませんか?
夏バテだと思っていたら、実は貧血だったということがあるようです。 女性に多い貧血は鉄分不足からくる「鉄欠乏性貧血」がほとんどです。
鉄欠乏性貧血とは
貧血は、血液中の赤血球またはヘモグロビンが基準値よりも少ない状態をいいます。
赤血球は酸素を全身の細胞に運ぶ働きをしているので、赤血球が不足すると体内の細胞が酸欠状態になり、さまざまな症状が現れます。
貧血の中で最も多いのが鉄欠乏性貧血です。その患者数は推定1000万人いるといわれ、女性の10人に1人といわれるほど身近な病気なのです。
症状
成人の体内には鉄が3000~4000mg存在し、このうちの約65%は血液中のヘモグロビンに含まれます。その他の鉄分は肝臓やひ臓、骨髄などに貯蔵されています。食事からの摂取が減っても、貯蔵されていたものを活用しているので、すぐには貧血の症状はあらわれません。しかし、鉄分のマイナス状態が長く続くと、鉄欠乏性貧血になります。
症状としては、
○めまい ○頭が重い(頭痛) ○動悸や息切れ ○顔面蒼白 ○食欲減少
○食べ物が飲み込みにくい ○集中力の低下など。
さらに貧血が進行すると、
爪の典型的な症状である爪の反り返り(匙状爪 さしじょうつめ)※などがあらわれます。
※爪の反り返り(匙状爪)・・・スプーンネイルと呼ばれています。
スプーンのように爪の中央がくぼみ、爪の先が反り返ってしまう症状です。
原因
食事からとる鉄分不足、鉄の吸収不全、慢性的な出血による過剰な喪失などがあげられます。
慢性的な出血とは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、がんなどの消化管の疾患、痔、子宮筋腫などにより継続的に少しずつ出血していることをいいます。女性の月経も慢性的な出血に当てはまり、月経過多が原因で鉄欠乏性貧血の若い女性は案外多いのです。
また、男性や閉経後の女性の場合は、何らかの病気によって出血が起こっている可能性が高いため、一度病院で検査を受けて下さい。
改善と予防
1日の鉄の所要量は、男性は約10㎎、女性は約12mgとされ、女性は1回の月経で約20㎎の鉄を失っているともいわれています。
貧血の改善や予防には、食生活を見直すことが重要です。鉄分だけでなく、たんぱく質やビタミンB群、葉酸など、血液が造られるのに必要な成分を一緒に摂取しなければなりません。このため、規則正しくバランスの取れた食事を心がけましょう。
◎食生活の見直しポイント◎
◇食事時間(3食とも)を規則的にする。
◇鉄分・・・・・・レバー、かき、緑黄色野菜、海藻
◇たんぱく質・・・・・・肉(ササミ)、魚、牛乳、卵
◇ビタミンB12・・・・・・ハマグリ、イワシ、サケ
◇ビタミンC・・・・・・果物、野菜
◇葉酸・・・・・・レバー、卵黄、緑黄色野菜