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夏は水分不足にご用心!
2008年8月 5日 株式会社ビーエルエフ
湿度が高く蒸し暑い日本の夏がやってきました。
気づかぬうちに大量に汗をかいて脱水症状になっていることが多い季節です。脱水症状はさまざまな病気を引き起こすため、しっかり対策をして夏を過ごしましょう。
脱水で起きる脳卒中
脳卒中とは、①脳梗塞(脳の血管がつまる)②脳出血(高血圧が要因で脳の血管が破れる)③くも膜下出血(くも膜と脳軟膜の間にある動脈にできた動脈瘤が破れる)の総称です。特に夏場は脳梗塞が多くなります。大量の汗をかくと、血液中の水分が不足し血液が濃縮され血管がつまりやすくなるからです。
予防のためには、こまめに水分補給をすること!!これにつきます。
「喉が渇いてないから」、「トイレが近くなるから」、「汗をかきたくないから」と水分を制限するのは危険です。
また、年をとると喉の渇きを感じにくくなり、脱水症状を起こしやすいようなので注意しましょう。
睡眠中も発汗により水分不足になります。脳梗塞は朝方に起こりやすいので、就寝前に必ずコップ一杯の水分補給を習慣づけましょう。
また、就寝前の大量飲酒は利尿作用により脱水がひどくなるので、なるべく避けてください。飲酒した場合は、忘れずに水分補給をしましょう。水分補給量の目安は、ビールは飲酒量の1/2程度、日本酒では2倍が適量です。
心臓の血管がつまれば心筋梗塞
心筋梗塞も脳梗塞と同様に水分不足が原因です。心筋梗塞は、心臓の筋肉に酸素を送る冠動脈がつまることで起こります。脳の血管がつまれば脳梗塞、心臓でおこれば心筋梗塞です。
予防には水分補給がかかせません。個人差はありますが、一日に1.5~2リットルの補給を心がけてください。しかし、心不全などを合併している場合は、水分制限をされていることがあるので医師の指示をしっかり守りましょう。
高血圧の人は温度変化にも要注意!
高血圧の人は、冬の時期だけ注意していれば良いというものではありません。一般的に夏は血管が広がり血圧が低くなる季節ですが、高血圧の人かかりやすい脳卒中(脳梗塞)や心筋梗塞は夏場に多いのです。
血圧は、急激な温度変化によって大きく変動します。暑い屋外から冷房のきいた場所に入ることは大変危険です。また、水分補給をしようと冷たい飲み物を一気に飲むことも同じです。高血圧の人は血管がもろくなっているため、脳卒中(脳梗塞)や心筋梗塞を起こしやすいといえます。
血圧を一定に保つための対策としては、冷房の中では上着を羽織る、ひざ掛けをする、靴下を履く、室温は外気との差が5度以内にする、などです。
また、夏は汗とともに塩分も排出され、塩分の多い塩辛い料理を食べたくなりますが、摂りすぎには注意してください。
気温と死亡率
19年間(1972年~1990年)にわたりおこなわれた気温と死亡率の調査(環境庁)で、一日の最高気温が33℃をこえると死亡率が上昇するという結果が出ています。その死因は、脳卒中、心筋梗塞や狭心症などの循環系疾患が多いようです。
こまめな水分補給で今年の夏も健康的に過ごしたいですね。