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痛風
2008年6月20日 株式会社ビーエルエフ
風が吹いただけでも痛いという「痛風」。
どれくらいこの「痛風」という病気について知っていますか?
お金持ちがかかる贅沢病や中年男性特有の病気のように思われていますが、最近では若い人や女性にも見られるようになりました。現在、日本では50~60万人もの痛風患者がいるといわれています。
今回は「痛風」について取り上げます。
痛風とは
体の中に「尿酸」という物質が異常にたまる病気です。
尿酸とは、プリン体という物質が肝臓で分解されてできる老廃物です。主に腎臓から尿に混じって体外に排泄されますが、体内には常時1200㎎の尿酸が蓄積されていて、活性酸素を除去する役割を担っているのではないかと言われています。しかし、尿酸の量が増えすぎると高尿酸血症をおこしてしまいます。
尿酸値は健康診断などの血液検査でわかります。基準としては7.0mg/dlを超えたら要注意。
そして8.0mg/dl以上になった場合は、必ず医療機関を受診し、尿酸値だけでなく腎臓などのチェックもしてもらいましょう。
高尿酸血症には自覚症状はないため、放っておくと痛風だけでなく尿路結石や腎障害、高血圧、肥満、高脂血症などを引き起こす可能性があります。
痛風の発作は、ある日突然、足の親指などの関節が赤く腫れあがり、熱を持ち激痛に襲われます。2~3日激痛が続き、1~2週間で痛みは治まりますが、そのまま放っておくと慢性化していきます。
痛風の原因
今まで少なかった女性や若い人に痛風が増えた原因は、食生活の欧米化により脂肪の摂取量が殖えたこと、それにともなって肥満(内臓脂肪型)の増加があると考えられています。
実際、肥満の人は痛風の発症率が高いようです。
この他にも痛風を引き起こすものは、
◎ アルコール(アルコールを分解する時に尿酸値が上がる)
◎ 激しい運動(体力を消耗するような運動は、尿酸値を上げることになる)
◎ ストレス(働き盛り世代に痛風患者が多いので、ストレスも要因と考えられている)
◎ 親類に痛風患者がいる(遺伝的要因)
など。
痛風の発作がおこなった時に対処法
多くは、夜中から朝方にかけて発作が起こります。
初めは、足の親指のつけ根にムズムズ・ジンジン・ピリピリとした感じがあり、次第に赤く腫れて熱を持ちます。足を動かしたり布団が触っただけでも激痛がはしります。
痛みをやわらげる措置として、
☆ 安静にする(歩き回ったりせず、患部を動かさないように安静にする)
☆ 患部を冷やす(炎症が起きているので、氷や湿布などで冷やす)
☆ 患部を心臓より高くする
(横になり足の下にクッションなどを敷き心臓より高くすると、ドクドクという痛みがやわらぐ)
痛風の予防
痛風の元である高尿酸血症を改善しないといけません。
それには、食生活の改善、運動などが必要です。
食生活の改善では、摂取エネルギーとプリン体の制限です。
肉や魚に偏った食事を避け、野菜、きのこ類、海藻、イモ類などを取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。
プリン体はすべての食品に含まれています。
しかし、プリン体は水溶性のため肉や魚、野菜などのゆで汁を捨てることで、かなりのプリン体を減らすことが出来ます。食品中のプリン体を減らす料理法も工夫してみましょう。
▼プリン体を多く含む食品▼
・ 肉類とその内臓類(牛、豚、鶏)
・ ウインナーソーセージやハムなどの肉加工品
・ 魚介類(赤身魚、白身魚、エビ、カニ、タコ、イカ、貝類)
・ かまぼこなどの練り製品