- TOP
- 健康情報/
- 肝臓・メタボ/
- 肥満と動脈硬化
肥満と動脈硬化
2007年11月20日 株式会社ビーエルエフ
肥満は動脈硬化を促進する
動脈は全身に酸素や栄養素を運ぶ血管です。心臓の力で全身に血液がうまく循環するように丈夫でかつ柔軟性をもっています。ところが、年齢とともにこの動脈が厚くなったり硬くなったりします。これを動脈硬化といいます。
動脈硬化は自覚症状がなく誰にでも年齢とともに進みますが、進み方には個人差があり、
肥満の基準
BMI
肥満の基準にはいろいろあります。簡単に計測できるのがBMIで、25以上が肥満とされています。
BMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)
(体重70kgで身長1m70cmの場合は、70÷1.7÷1.7=24.2)
体脂肪率
体脂肪計で測定するものです。
男性の場合、15~20%を標準として25%以上が肥満。
女性の場合、20~25%を標準として30%以上が肥満とされています。
*測定方法、測定条件により変動が大きいため、測定器の取り扱い説明書を参照ください。
いろんな肥満
肥満の基準に相当する場合、肥満のタイプによって、動脈硬化のリスクがより高いかどうかを知ることができます。
上半身肥満か下半身肥満か
ウエストサイズとヒップサイズの比により、上半身肥満(りんご型)か下半身肥満(洋なし型)かを分ける目安とします。上半身肥満(りんご型)の方が、動脈硬化のリスクが高いのです。
男性では、ウエストサイズ÷ヒップサイズが1.0を超えると上半身肥満
女性では、ウエストサイズ÷ヒップサイズが0.8を超えると上半身肥満
内臓脂肪型か皮下脂肪型か
内臓脂肪型肥満の方が動脈硬化のリスクが高い。
CT検査により、内臓脂肪の面積が100平方cmを超えると内臓脂肪型肥満となります。
CT検査は簡単にはうけられないので、
ウエストサイズが男性85cm以上、女性90cm以上の場合、内臓脂肪型肥満の可能性が高いと判断できます。
内臓脂肪は、食生活をあらため、運動で比較的簡単に減らせます! 皮下脂肪はなかなか減らせないという特徴があります。
脂肪細胞とホルモン
脂肪細胞は、単なる脂肪の貯蔵庫ではなく、ホルモンの分泌器官であることがわかっています。
レプチン(動脈硬化の予防に働く)
満腹中枢に働きかけて、食欲を抑え、食べたものをエネルギーとして消費させようとします。 脂肪がこれ以上増えないように働きます。
アディポネクチン(動脈硬化の予防に働く)
インスリンの効きをよくすることで、糖や脂肪をエネルギーとして働きやすくします。また、傷ついた血管壁をすばやく修復することで動脈硬化をおきにくくしています。
TNF-α(動脈硬化の促進に働く)
腫瘍細胞を壊死させるものとして白血球から作られますが、脂肪細胞からも分泌されます。インスリンの効きを悪くすることで、糖や脂肪がエネルギーとして使われにくくします。細胞壁を傷つけたり、血栓をつくりやすくしたりで、動脈硬化を促進します。
アンジオテンシノーゲン(動脈硬化の促進に働く)
アンジオテンシンに変わり血圧を上げる作用があります。血圧が上がると、血管が硬く傷つきやすくなります。
内臓脂肪型肥満になるとレプチン、アディポネクチンといった動脈硬化の予防に働くホルモンの分泌が減り、TNF-αなど動脈硬化の促進に働くホルモンの分泌が増えます。