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糖尿病シリーズ <小児糖尿病 ③合併症>
2008年10月 2日 株式会社ビーエルエフ
前回は1型糖尿病の治療法についてご紹介しました。
子どもの1型糖尿病でも基本的に治療方法は成人の糖尿病と同じですが、成長過程によりインスリン量の調節、栄養とエネルギー摂取について配慮する必要がありました。
今回は、小児糖尿病の合併症についてです。
合併症
合併症としては、腎症、網膜症、神経障害などがあります。これらは糖尿病の三大合併症と呼ばれています。
また、心臓病や脳梗塞などにもかかりやすく、肺炎などの感染症も起こしやすく長引くことがあります。
血糖コントロールの良くない状態が続くことが、合併症の発症の原因になるため、高血糖や低血糖には注意しなければなりません。
低血糖の場合
低血糖はインスリンや経口血糖降下薬(飲み薬)の効きすぎ、食事の量や間隔が変わるなどの生活リズムの変化により、手足の震え、発汗、疲労感、さらに悪化するとけいれんや昏睡状態などの症状を引き起こします。
幼児(5歳以下)が頻繁に低血糖を起こすと、知能の発達障害を起こすことがあります。
高血糖の場合
ストレス、インスリン投与の忘れなどで高血糖の状態が続くと、糖尿病性ケトアシドーシス*を起こします。
そして、インスリン投与の不適切や不十分な期間が続くと、発育阻害症(低身長)や肝臓肥大を引き起こすことになります。
*ケトアシドーシス
インスリンの作用不足のためにブドウ糖をエネルギー源として利用できず、体内の脂肪が利用されます。その時に発生するケトン体が血液中に増え、血液が弱アルカリ性から酸性になるために、さまざまな症状を引き起こすこと。吐き気、呼吸の乱れ、腹痛などがおこり、意識障害や昏睡状態に陥ることもある。早急な治療が必要な合併症。
シックデイの場合
シックデイとは、風邪や下痢、けがなど、糖尿病以外の病気になったときのことです。
血糖値が高くなり、1型糖尿病では糖尿病昏睡を起こしやすくなるので、注意してください。主治医に病気になったときの対応を相談しておきましょう。