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糖尿病シリーズ <小児糖尿病 ①1糖尿病とは?>
2008年8月22日 株式会社ビーエルエフ
糖尿病は、「生活習慣の乱れからおきる病気」というイメージが強く、大人の病気と考えられがちです。しかし、子どもにもおこります。小児糖尿病は乳児期を含む小児期を通してどの年代でも発症するのです。
小児糖尿病とは
小児糖尿糖尿病とは、小児期に発症した糖尿病のことです。
以前は、小児糖尿病というと1型糖尿病がほとんどでしたが、発症する年齢によって小児糖尿病のタイプは異なってきています。10歳未満で発症する場合はほとんどが1型糖尿病で、10歳を過ぎると2型糖尿病が増えてきているのです。
1型糖尿病の発症は、毎年約600例あり、発症年齢は幼児期に小さなピーク、そして11~12歳に大きなピークがみられます。
また、2型糖尿病の発症は約300例、年齢は1型とは異なり7~8歳から増加し、12~14歳にピークがみられ、16~17歳では減少しています。男女比では、糖尿病のタイプに関係なく女子がやや多いといわれています。(平成18年度厚生労働科学研究分担研究報告)
1型糖尿病の原因
原因は成人の1型糖尿病と同じく、すい臓にあるインスリンを作り出す細胞が破壊され、インスリンの分泌が欠乏することです。
インスリンを作り出す細胞が破壊される原因は、自己免疫(自分の正常な細胞・組織を異物と認識して攻撃する)をおこしやすい体質を持った子どもが、ウイルス感染や化学物質の影響を受けた場合だといわれています。このほかに、乳児期の牛乳哺育が原因のひとつであるとも指摘されています。
1型糖尿病の症状
発症すると急速に症状が進み、数週間のうちに高血糖の症状が現れてきます。
はじめは風邪のような症状で、喉の渇き、多飲多尿、体重減少、全身倦怠感など、次々と症状が現れます。進行すると、食欲の低下、糖尿病昏睡、ケトアシドーシス*を引き起こすことになり命にかかわってきます。
子どもが何度も飲み物を欲しがったり、トイレに頻繁に行ったり(おもらしの回数が増える)、疲れてゴロゴロしている、といった症状が現れたら要注意です。
*ケトアシドーシス
インスリンの作用不足のためにブドウ糖をエネルギー源として利用できず、体内の脂肪が利用されます。その時に発生するケトン体が血液中に増え、血液が弱アルカリ性から酸性になるために、さまざまな症状を引き起こすこと。吐き気、呼吸の乱れ、腹痛などがおこり、意識障害や昏睡状態に陥ることもある。早急な治療が必要な合併症。