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糖尿病シリーズ <診断方法>

2008年6月17日 株式会社ビーエルエフ

年々増加傾向にある糖尿病。
40歳以上では、男女ともおおよそ4人に1人が糖尿病か糖尿病予備軍といわれています。
今回は、糖尿病の診断基準と検査方法をご紹介します。

糖尿病の診断

糖尿病かどうかの判断基準となるのは、慢性的に高血糖状態にあるかどうかです。
私達は食事をすると摂り込んだ糖質を消化し、ブドウ糖に変え、小腸で吸収します。これにより、一時的に必ず血糖値は上がります。しかし、健康な人であれば、食後2~3時間経つと血糖値は再び元に戻るため、このメカニズムを利用して、糖尿病の診断は行われます。また、血糖値は食事や運動、ストレスなどによって大きく変化しているので、複数回の検査結果をもとに診断はくだされます。
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糖尿病は自覚症状がない病気なので、健康診断で見つかることが多く、空腹時に採血・採尿します。
糖尿病の疑いがあれば、続いて「75gブドウ糖負荷試験」という検査を受け、診断を確定します。

 


◎空腹時に採血した検査結果(表1)

 血糖値(mg/dL)  結果の判定
 126 以上  糖尿病型…糖尿病が強く疑われます。
 110 以上~
  126 未満
 境界型…糖尿病の疑いがあります。
 100 以上~
  110 未満
 正常型(正常高値)…血糖値がやや高めです。
 100 未満  正常型…現在、糖尿病の心配はほとんどありません。


◎空腹時に採尿した検査結果(表2)

 尿 糖  結果の判定
 陽 性  糖尿病が強く疑われます。
 陰 性  糖尿病の疑いを完全には否定できません。
* 尿糖は通常、血糖値が約170mg/dL 以上にならないと検出されない。
   糖尿病でも空腹時には170mg/dL未満になっていることがある。


<75gブドウ糖負荷試験>とは
空腹時に75gのブドウ糖を溶かした水を飲み、時間を追いながら血糖値を調べる検査です。
空腹時、ブドウ糖を飲んだ2時間後に採血しその時の血糖値から診断します。
検査結果の判定は、

   空腹時の血糖値(mg/dL)  2時間値(mg/dL) 
糖尿病型   126 以上  200以上
 境界型  110 以上~126 未満  140 以上~200 未満
 正常型  110 未満   140未満

また、随時血糖値(食事や採血の時間に関係ない、ふだんの血糖値)が200 mg/dL以上であれば、「糖尿病型」と判定されます。

まとめると、
① 随時血糖値が200 mg/dL以上
② 空腹血糖値が126 mg/dL以上
③ 75gブドウ糖負荷試験で2時間値が200 mg/dL以上
に最初の検査で該当すると、その時点の血糖レベルは「糖尿病型」と判定され、2回目の検査でも同じ「糖尿病型」と確認された場合、『糖尿病』と確定診断されます。


ただし、糖尿病の典型的な症状(のどが渇く、多尿、頻尿、多飲、体重減少など)があり、網膜症や、HbA1c(ヘモグロビンエィワンシー)*1の数値が6.5%以上と確認された場合は、即『糖尿病』と診断されます。
*1赤血球内のヘモグロビンとブドウ糖が結合した【グリコヘモグロビン】の量を数値化する方法。過去1~2ヶ月間の血糖平均値が分かるとされています。健康な人のHbA1cは、4.3~5.8%です。


糖尿病の治療にはこの他にも数々の検査が必要です。それらは、血糖コントロールを維持し、合併症を進行させないためのものです。自分の検査値を記録し、自分でからだの状態を把握していくことが必要です。


また、検査で境界型と診断された場合は、糖尿病になる可能性のある要注意にあたる領域です。糖尿病の可能性が高く、動脈硬化症の可能性もあります。そのため、日常生活での食生活や運動に注意をはらうことが大切になります。

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