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インスリンが血糖値を下げる仕組み
2007年11月 8日 株式会社ビーエルエフ
インスリンの働き
食事をすると血糖値が上がります。血糖値とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のことで、健康人の場合は、空腹時で110mg/dl未満です。食事をすると食品中に含まれる糖分(炭水化物)が消化吸収されて、血糖値があがりますが、インスリンがすい臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されて、次第に血糖値が元の状態(110mg/dl未満)に下がっていきます。
ブドウ糖は、エネルギー原として細胞の活動に不可欠なもので、血液中にはある程度の濃度が必要です。しかし、濃度が高い状態が継続すると血管に悪影響がでるため、一定の濃度にコントロールする必要があります。
空腹時がながく続き、濃度が低くなりすぎた場合には、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾールなどのホルモンの働きで濃度があがります。一方、濃度があがった場合に下げるホルモンはインスリンだけです。
インスリンがブドウ糖の濃度を減らす仕組みは、以下のようになっています。
① 筋肉にブドウ糖を送り込む。
筋肉がブドウ糖をエネルギーとして取り込むには、通常、インスリンの働きが必要です(ただし、運動中と運動後はインスリンの働きがなくても筋肉はブドウ糖を取り込むことができます)。
② 肝臓、脂肪細胞に働きかけ、ブドウ糖を脂肪(中性脂肪)に変え、蓄積させる。
③ 肝臓に働きかけ、ブドウ糖をグリコーゲンとして蓄積させる
筋肉がすぐに必要としてないエネルギーはグルコーゲンや中性脂肪として蓄えれれます。
④肝臓や脂肪細胞に働きかけ、蓄積されているグリコーゲンや脂肪が血中に放出されるのを抑える
糖尿病の人は疲れやすいと言われますが、これは①がうまく働いていないためです。エネルギーの利用がうまく進まないため、疲れとなって現れます。
糖尿病の人は太っているというイメージがありますが、②~④がうまくできず、つまり必要な量の脂肪の蓄積もできなくなって、痩せている場合も多いのです。(とくに日本人の糖尿病患者では半数では痩せていると言われている) 。
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