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糖尿病シリーズ <小児糖尿病 ④2型糖尿病とは?>
2008年10月10日 株式会社ビーエルエフ
前回までで、小児糖尿病における①1型糖尿病とは? ②1型糖尿病の治療法 ③合併症 についてご紹介してきました。
今回で小児糖尿病については最後になります。『小児糖尿病 ④2型糖尿病とは?』 です。
2型糖尿病の特徴
以前は、小児糖尿病というと1型糖尿病がほとんどでした。しかし、最近では10歳以降の2型糖尿病が増えてきています。中学・高校生になると患者数は1型糖尿病を上回るほどです。
2型糖尿病の原因
小児の2型糖尿病は成人の2型糖尿病の原因と同じで、インスリンの分泌不足やインスリンの感受性の低下により作用が不足することです。これは生活習慣病と呼ばれるタイプで、遺伝的要因に加えて、体に負担となる生活習慣(食べすぎや肥満、運動不足など)を続けてきたことによって引き起こされます。
2型糖尿病の症状
自覚症状が全くないか、あったとしても見過ごされてしまうくらい軽いものです。2型糖尿病の場合、インスリンの分泌量は保たれていることが多いため、自覚症状が現れるほどの高血糖にはならないようです。しかし、肥満(肥満傾向あり)の子どもが急激にやせて2型糖尿病と診断される*ことはあります。
一般的に症状が出ないことが多いので、学校での健康診断(検尿)時に初めて判明することがあります。
*ペットボトル症候群といわれている清涼飲料水ケトーシス。
2型糖尿病の治療法
糖尿病の進行具合(インスリンの分泌量、合併症や肥満の有無など)によりますが、基本的には食事療法と運動療法で血糖コントロールをおこないます。
成人の食事療法とは違い、発育に必要なエネルギーの摂取とともにカロリー制限をしなければなりません。
食事の量ではなく内容を考えましょう。栄養バランスのよい食事をしていれば、極端にカロリーオーバーになることはありません。
しかし、食事や運動療法だけでは血糖コントロールが不十分な時には、経口薬(飲み薬)やインスリンを使用することもあります。
ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)とは
ペットボトル症候群とは、清涼飲料水を飲み続けるうちに、糖分の代謝を促すインスリンの分泌が間に合わなくなり、高血糖状態となること。
高血糖になると、尿として水分が排泄されます。すると喉が渇き、多くの水分を摂取しようと清涼飲料水を飲み続けるという悪循環に陥り、糖尿病に見られるような昏睡症状(糖尿病性昏睡)を引き起こします。
この症状は、比較的肥満傾向のある10代~30代の人に多くみられます。
問題なのは清涼飲料水に含まれている糖分。平均で約10%も含まれているようです。500mlのペットボトルではスティックシュガーで17本も入っていることになります。
清涼飲料水を水やお茶代わりに大量に摂取する習慣は注意が必要です。